海外移住でかかる費用

ゴールドコースト | ベランダからの景色


海外での老後の暮らしについても、やはり先立つものはお金ということになります。実際に海外での老後の暮らしには一定の資産が必要です。

 

一番人気となっているオーストラリアでも、リタイアメント・ビザの発給条件に指定されている資産や収入が設定されています。都市部に住むケースでは、州債へ75万豪ドルの投資、75万豪ドルの資産、65000豪ドルの収入が必要です。

 

地方都市に住むケースでも、州債への50万豪ドルの投資、50万豪ドルの資産、50000豪ドルの収入は求められます。

 

1豪ドルを85円で換算してみると、都市部居住では、州債への投資が6375万円、資産が6375万円、収入が約553万円となるので、これはちょっと普通の会社員では無理かもしれません。

 

実際、こうした条件の人なら、日本でも豊かな老後が過ごせるということになるのではないでしょうか。つまり、海外で物価の安い生活をするというのとは、ちょっと違うことになります。

 

では、アジアならどうでしょうか。ここで最近大きくクローズアップされてきているのがタイです。タイなら、50歳以上のケースで、タイ国内に預金が80万バーツ以上、または月6万5千バーツ以上の年金収入、または預金と年金の年間収入で80万バーツ以上、となっています。1タイバーツを3円で換算してみると、約240万円の金融資産、年金月額でも19.5万円以上ということになるので、これなら普通の会社員の年金収入でも取得可能になってきます。

 

ちなみにロングステイに必要となる総費用については、ロングステイ先での生活費、日本で必要な経費、渡航費用の3点に分けて考えてみればわかりやすいと思います。